2007年10月01日

ギンガ団極秘計画 第8話

ギンガ団極秘計画 第8話

【人間→ポケモン】

by 青合成獣ぁ満月様

 

目の前にはモンスターボールが3つ・・・
俺はコイツの中身がなんとなく分かる気がした・・・

『数分前ぐらいにね、あの研究者がこれを置いていったんだ
 他の支部から来た君たちの同志だよ・・・ってね』
『同志・・・か』
『どうする・・・?出してあげるの・・・?』

答えるまでも無い、俺は迷うことなく3つのボールに近づきボタンを押した・・・
ソルは何が出てくるのかと心配でならないようで少し離れていく
赤い光が形を成していき、そのボールから現れたのは・・・やっぱりとも言うべきか
ブースター、サンダース・・・そしてシャワーズだった

『・・・!、グルル・・・・』

まず反応が早かったのはブースターだ、こちらの姿を見た瞬間に
牙を剥き、威圧してくる・・・まさに一触即発といった感じだろう
下手な行動を起こせば、襲ってくるに違いない・・・
そう思っていた時、突然後ろから声がした

『う、うわぁ・・・!?なんですかぁ・・・!?』
『どうしたソル・・・!?』
『言えよ!出口はどこだい!?早くしな!!!』

ソルに詰め寄っているのはサンダースだった、こっちは敵意さえないものの
こっちも一触即発という感じだろう・・・しかしこの2匹とは違い、シャワーズだけは・・・

『はははははっ、いやぁ皆さん元気があっていいですねぇ・・・
 見ているだけで退屈せずにすみそうですよ・・・』

まるで今の状況を楽しんでいるかのように・・・、いやこの顔は楽しんでいる
この状況にも関わらず、全員の体をしげしげと見つめては
ニヤニヤと気味が悪いほどに笑顔を浮かべていた
あまりにも状況の合わない表情に、妙な恐れさえ抱いてしまう・・・
さらにシャワーズは気楽そうに話を続ける

『まぁまぁ、皆さん・・・ここは一つ落ち着きましょう・・・
 ここにいるのはみんな私たちと同じ、元人間なのでしょう・・・?』
『と、いうことはお前達もか?』

ブースターは重みがある声でそう答える、どうやらこちらに敵意は無いと
判断し、警戒を解いたようだ・・・

『そこのサンダースさんも・・・、こうなった時から脱出不可能ってことぐらいは
 予測できていたのではないでしょうか?』
『うるさいね!分かってるよそれぐらい!!!!』
『ここは一つ・・・自己紹介といきませんか・・・?
こういうピリピリしたムードもなんですからね、もっと話しやすくしたほうが』

こいつは今の状況が分かって言っているのだろうか?
もしくは何か企みがあるのかもしれない・・・
こいつが一番危険である、そう本能的に感じてしまう
誰もが警戒している未だ空気の重いこの状況の中で、ソルが勇気を出して口を開いた

『えっと、僕はソル・・・です
 今は見ての通り・・・エーフィやっています・・・』
『ふふ・・・よくできました、ささ・・・お次は貴方ですよ』

シャワーズが微笑みながら俺を見つめてくる・・・
あまり気が進まなかったが、話が進ませるためにも一応しておくことにした

『俺はナイトと呼ばれている・・・』
『あれ?それだけですか?他に何か・・・誕生日と血液型とか・・・
 あ、あと好きな食べ物とかも・・・』
『・・・必要あるのか?』
『こういう交流は大切にしましょうよ、中々話をしなさそうな顔していますからねぇ
それじゃぁ無愛想な奴って嫌われてしまいますよ?』
『・・・・・・』
『もう・・・、ノリが悪いですよ?』

正直このシャワーズとは馬が合わない・・・合わせたくも無い
つまらなさそうな顔をしながら、次をブースターに振る

『私はボルカだ、誕生日は7月28日、血液型はA型で・・・』
『別にそんなのどうでもいいじゃん、オッサンのことなんて興味ないっての』
『オ、オッサンとはなんだ!?私はまだ28だぞ!?』
『28なら十分オッサンだろ!?』
『まぁまぁ・・・二人とも落ち着いて・・・』

ボルカとサンダースを仲裁するようにシャワーズが間に入る
それにしてもこのサンダースやたら声が大きい・・・

『あたしはテスラ!他に何も言うことは無いよ!』
『おや、女性だったのですねぇ・・・あまりに勇ましいので
とてもそんな風には見えませんでしたよ・・・』
『あんた・・・喧嘩売ってるわけ・・・?』
『はははは、私は嫌いじゃないですよ〜そういうのも・・・』
『あたしはあんたのこと大嫌いだよ!!!』

テスラはやたら血の気の多い女だ、猪突猛進という言葉がよく似合う
こいつは放って置くととんでもないことになりそうだ
上手く制御してやる必要があるな・・・

『では、最後になりましたが・・・私はガロンと申します
 見ての通りのシャワーズで、前はちょっと実験のほうにも関わったことが
あったりしますねぇ・・・』
『『『『えっ・・・!?』』』』

思わず4人が声をそろえて同時に言う

『その話、本当なのか・・・?』
『えぇ、このプロジェクトについては興味がありましたし・・・
 私がシャワーズになったのも関係者だったからこそ希望したんですよ』

・・・・こいつ、一体何を考えているんだ?

 

posted by 宮尾 at 00:00| Comment(0) | 短編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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